基本情報
品目 | ねぎ |
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品種名 | F1 一光[いっこう] |
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いっこう
ねぎ
葉先の枯れ、折れが少なく品質最高
品目 | ねぎ |
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品種名 | F1 一光[いっこう] |
○耐暑・耐寒性に優れ、周年出荷が可能な葉ネギ。
○葉先枯れが気になる作型でも発生が少なく栽培し易い。
○草姿は立性で葉色が濃くて光沢が強い。
○肉厚で葉折れが少なく、品質・収量に優れる。
元肥は 10a あたり N:P:K=17kg:17kg:17kg(通常の葱施肥設計より1割程度多め)を推奨する。
根張りが大人しい品種のため、生育初期では、根の成長を促すために慣行より基肥の即効成分を 1 割程度多めとする。また中ネギ規格で収穫する場合は肥効を収穫期まで継続させるために、追肥型または緩効性肥料を併用した施肥設計を推奨する。ただし、収穫時期に収穫適サイズを逃さないよう過度の追肥は控える。
直播き・育苗どちらも可。低温伸長性に優れるため、とくに厳寒期収穫の作型では、栽植密度を調節して収穫幅を広げるような栽培計画が可能。9 月下旬播きにて 1 月収穫から 2 月収穫(近畿標準露地)までの調整が可能。一例として、奈良県内では耕種概要 畝幅 50cm、株間 10cm、条間 30cm、1穴 6 ~ 8 粒の直播または育苗にて栽培。
中ネギとしては葉長 50cm で株あたり重量目安は20~25g。分けつの発生は少なく、外葉除去などの作業性に優れる。また葉の折れ、葉先枯れも少ないため、葉先のカットなどの出荷調整の手間が省け歩留まりが良い。
品種の特性上、葉先枯れの発生は少ないが、作型に応じて以下の点に注意する。梅雨明け後の収穫を狙った作型では、長雨の後の乾燥や高温により根痛みが発生しやすく溝きり・高畝など圃場の排水を心がける。一方春先の気温が上がる時期は急激な生育に伴い、求肥量が増加するため厳冬期から春先にかけては十分な肥効を得られるような施肥設計で栽培する。 また、盛夏期など中耕時の根傷みが原因で葉先枯れが懸念される圃場においては中耕の代わりにマルチ掛けなどで雑草の発生を防ぐ。
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