ハイボール

ハイボール

キャベツ

高温期・低温期の
肥大性、在圃性に優れる
グリーンボール

ハイボール

基本情報

品目 キャベツ
品種名 F1 ハイボール
タイプ ボール・早生
球形 豊円(グリーンボール)
草姿 半立性
草勢 中強
対応作型 春まき・夏まき
最適作型 春まきの6月収穫・高冷地冷涼地の高温期収穫
高冷地・冷涼地
一般地
暖地
収穫目安 春まきで65〜68日・夏まきで60〜65日
球重目安 1.2〜1.5kg

品種特徴

○定植後約60日で収穫するボールタイプ。
○裂球が非常に遅く、在圃性に優れる。
○球形は濃緑色の豊円形で、締まりが良い。在圃性に優れるため、加工用にも適する。
○耐暑性・耐寒性に優れ、広い作型においても収穫物は安定する。
○外葉は濃緑色で、萎黄病に抵抗性を持ち、黒腐病に強く、黒斑細菌病にも比較的強い。
○生育旺盛にて作り易く玉揃いは特に良い。

栽培方法

<栽培管理>

通常サイズでの出荷の場合(10kg詰め)、慣行栽培通りに管理してください。ただし、ボールタイプとしては草勢強く、大玉になりやすい特性があります。

出荷規格を小さくする場合(例:7kg詰め)には、株間をやや狭くする、施肥を抑えることを推奨。

また、高温期収穫における窒素過多条件下では、ホウ素欠乏(軸の空洞)の発生を助長します。元肥をやや抑え、微量要素の施用を行い、リン酸・カリウムとのバランスを整えてください。


<収穫>

ボールタイプとしてはやや晩生種になります。一般的なボールキャベツに比べ、比較的先に球の形が形成されます。表面を押さえたときに、締まりを感じれば収穫適期となります(球重で1~1.3kgまで)。

それ以降の肥大を求める場合、球自体が大きくなり、最終的には直径20cm程度まで肥大します。出荷形態に注意してください。


<栽培方法>

株間は33~35cm、条間は60cmの1条定植で、栽植本数は約5,000株/10aを推奨。肥培管理は一般的な早生種と同程度とし、総施肥量はチッソ換算で13~15kg/10aとします。

ただし生育後半にチッソが強めに肥効すると、結球開始以降の急激な肥大が認められるため、軸の肥大や結球の乱れを助長します。そのため、リン酸成分を多めに施し、肥料バランスを整えるとともに極端な多肥栽培を行わないように努めてください。

また、元肥メインとし、元肥:追肥=2:1程度のバランス(または元肥の施用量をチッソ換算で約10kg/10a)にしてください。結球開始以降の極端な多肥栽培は好ましくないため、追肥の時期は定植後30日までに行うことを推奨します。


<ご注意>

上記の数値は弊社圃場内での実例であり、各地域によって最適な条件へ変更していただくようお願いいたします。


PDF版資料(1.09MB)

栽培適期表

栽培適期表

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よくあるご質問

キャベツがうまく結球しません。

結球にはある一定の葉枚数の状態で一定の気温に遭遇する必要があります。その条件をクリアできる日数を計算し、結球に至るよう作型表を作成しています。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

キャベツが、花が咲いてしまい、結球しません。なぜでしょうか?

春播き栽培時によくある質問です。花芽分化の条件として、低温にある一定期間遭遇する必要があります。播種・定植を早く行い、結球に至る前に花芽分化の条件を満たしてしまったと考えらます。条件は品種によって大きく異なるため、品種によっては春播き栽培に適さない品種もあります。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

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