ブリーダー紹介

名前:城戸課長

部署:種苗部 育種課

育種品目:キャベツ・ブロッコリー

趣味:サッカー観戦・旅行・買い物　

好きな野菜:キャベツ・ブロッコリー

ボールランナ―のここがイチオシ！

1. 食味が非常に良い事

『ボールランナー』はキャベツの中でも”グリーンボール”と呼ばれる品種群に分類されます。グリーンボールの主たる生産地は長野県や北海道。

長野県内では主に生食や浅漬けとして利用されるため、食味も非常に重要なポイントとなっています。

長野県内での栽培において、某JAの指導員様から、「グリーンボールの中でボールランナーが最も美味い！」との評価をいただきました。葉質はやや厚みがあって適度な水分を保持しており、甘みとのバランスが取れた食味となっています。

2.栽培が容易な事
播種から収穫までの日数が非常に短いです。また、萎黄病への抵抗性を有しています。

ボールランナーへの想い

『ボールランナ―』は、食味の向上を目的の一つとして開発しました。その良食味を持たせるのに苦労したことを覚えています。

当時は様々な血統を入れ、組み合わせの決定に時間がかかりました。その苦労の甲斐あって、皆さんにご満足していただける良食味になったと感じています。

また、肥大性が良いのも特徴の一つです。長野県内では低温期での肥大性も評価されています。

栽培のポイント

1.初期の生育が非常に重要
キャベツの中では非常に早生の品種となり、定植から収穫まではおよそ55日必要となります。そのため、初期の生育が非常に重要となります。

基肥をしっかりと施し、早めに茎葉を育ててあげてください。特に定植から1ヵ月が重要な期間となります。また、生育遅れの苗や定植適期を過ぎてしまった苗の定植は避けてください。

2.適期定植を行う・肥料バランスを整える
チッソメインの肥料設計が必要ですが、リン酸成分もしっかりと施与してください。

3.適期収穫を心がける
肥大性の強い品種となります。そのため、畑に置きすぎてしまうと裂球してしまう可能性があります。直径で15cm程度になれば収穫の目安。思い切って収穫してください。

ぜひこの食味に優れた『ボールランナ―』をたっぷりの愛情を込めて育ててあげてみてください！